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口腔がん

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口腔がんとは?

図は、口を大きく開けた時の中の様子です。口の中は舌・口腔底(舌と歯ぐきの間の溝)・上下の歯肉(歯ぐき)、口蓋(上あご)・頬粘膜(ほほ)、口唇(くちびる)などがあり、そこにできたがんをまとめて口腔がんと言います。その中で最も多いのは舌がんで約半数を占めています。日本人ではがん全体の2%程度で、年間の患者数は8000人前後ですが年々増加傾向にあります。高齢者ほど発症しやすく、約8割は50歳以上です。
特に初期のうちは痛みなどの症状が少ないので、がんだとは思わない患者さんも多く、そのため口腔がんの約8割は進行した状態で発見されます。早期発見できれば5年後の生存率は90%以上ですが、進行がんでは約50%に低下し、治療後も大きな機能障害が残ってしまいます。

具体的な症状は?

初期症状は痛みや粘膜のただれで、口内炎と似ているので気をつけてください。通常の口内炎は1週間から10 日ほどで治りますが、がんは自然には良くなりません。口内炎が2~3週間以上たっても治らず、痛みやただれが強くなり腫れてくるようなときは迷わずに耳鼻咽喉科や頭頸部外科、あるいは口腔外科を受診してください。
さらに血の混じった唾液が出てきます。虫歯や歯槽膿漏と区別が付きにくい時は歯科でチェックしてもらって下さい。
また、口腔がんの約3割の人では、がんの発見時にすでに首のリンパ節に転移しており、首のグリグリとして触ることができます。

早期発見のためには

通常の健康診断では見つかりにくいので、早期発見には自己検診が大切です。
まずは手鏡を使って口の中をよく見てください。白いまだらな部分があれば前がん病変(がんの前触れ)の白板症かもしれませんので要注意です。さらに舌や口の中の粘膜をさわってみて、硬くなっている・ざらざらしている・でこぼこと腫れているといったところがあったり、指先に血が付いてくることがある場合も要注意です。

舌がんの早期発見法

①治りにくい口内炎に注意
舌の痛みやしみる感じが2-3週たってもよくならない時は要注意

②おかしければ舌を自分でさわること
表面のざらざらや硬いしこりを感ずる場合やこすって血が付き時も要注意

③舌の白い斑点は前癌病変かもしれない
表面の変化(でこぼこ、潰瘍など)にいつも注意する

口腔がんがもっとも発生しやすい場所は?

舌です。口腔がんの約50%を占めます。特に歯と絶えず接触する舌の側面にできることが多く、部分的に硬く盛り上がったり、潰瘍を作ったりさらに白く変色したりしていれば、がんの疑いがあります。すぐに医師に相談してください。次いで多いのは舌と歯茎の間のくぼみの「口腔底」という部位です。

口腔がんの予防法は?

口腔がんを起こしやすいリスクがある程度分かってます。それらを避けることが重要です。

  1. 歯による刺激:口腔内の粘膜が歯の刺激で絶えず傷ついていると、がん化しやすくなります。部分的に欠けてとがった歯があったり、噛み合わせや歯並びが悪い、入れ歯が合っていないなどは要注意です。その様な場合は、是非歯科で調整してもらってください。虫歯など口の中の不衛生も良くありません。
  2. 喫煙:たばこの嗜好者は口腔がんになりやすいことが分かっています。日本で男性の患者数は女性の患者数の約2倍に達しているのはそのためかも知れません。

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