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肝がん

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治療

当院での肝がんの治療方法は、大きく分けて経皮的穿刺による局所療法(ラジオ波焼灼療法、エタノール注入療法)、肝動脈化学塞栓術、外科療法の3種類です。この他に、一部、放射線療法を行なっております。
全身化学療法は、一般に肝臓外に転移した場合に行なわれておりますが、肝がんでは、効果は小さく副作用は大きい為、あまり行なわれておりません。
患者さまのがんの進行度と肝機能の状況により治療方法を選択しております。

使用ガイドライン

肝癌診療ガイドライン2013年度版

当院で行なっている主な治療法

経皮的局所療法

ラジオ波焼灼療法(RFA)

保険適応

肝動脈塞栓術

肝動脈塞栓療法(TAE)

保険適応

肝動脈化学塞栓療法(TACE)

保険適応

肝動脈内動注化学療法

肝動脈内動注化学療法(TAI)

保険適応

併用療法

TAE+PEI or RFA

保険適応

TAE+放射線療法

保険適応

TACE+放射線療法

保険適応

手術

肝切除術

保険適応

肝細胞がん治療の主な選択基準

肝細胞がん治療の主な選択基準

1.経皮的局所療法
ラジオ波焼灼療法 Radiofrequency ablation:RFA

RFAはマイクロ波よりも周波数の低いラジオ波(460-480KHz)を用いて、腫瘍組織内に熱を発生させ、凝固する方法です。電気メスと同じ原理で発生する熱によりがん細胞及び周囲肝組織を熱凝固壊死させます。当院では主にCool tip typeの電極を用いて治療しています。

適応

① 3cm以下 3病変以下 単発では最大5cm以下
② 脈管浸潤がない
③ その他
・超音波で腫瘍全体が確認できる腫瘍であること
・治療に耐えられる肝予備機能があること
・3cm以上ではTACEを併用することもある

メリット

・十分に焼灼された場合には肝切除と同様の効果が期待できる
・回復手術よりも傷が小さく、体の負担が少ない
・肝機能に及ぼす影響が少ない
・再発時にも繰り返し治療可能なことが多い

治療
スケジュール

・治療期間

入院 約2週間(検査含め)

・治療回数

原則1回(1回の焼灼で不十分な場合には、追加焼灼を検討する)
※TACE併用の場合はTACE施術後1週間あける

・ラジオ波照射時間

病変の大きさや数に応じて6~60分程度

RFA ラジオ波照射前/RFA ラジオ波照射後

2.肝動脈塞栓療法・肝動脈化学塞栓療法

肝動脈塞栓療法(TAE)及び肝動脈化学塞栓療法(TACE)は、がん細胞(腫瘍)に栄養を提供している肝動脈に塞栓物質を注入し、栄養動脈を閉塞することにより、選択的に肝細胞がんを壊死に導く方法です。肝臓にできるがん細胞が動脈血で栄養を供給されていることを利用した、がん細胞をいわゆる兵糧攻めにする治療法です。肝臓の動脈までカテーテルを挿入し、そこに塞栓物を注入します。肝動脈化学塞栓療法(TACE)の場合は、塞栓物質(リピオドール)に抗がん剤(塩酸エピルビシン,マイトマイシンC,シスプラチン,カルボプラチン等)を混ぜて肝動脈に挿入します。経皮的局所療法や切除手術とならび、肝がんの3大治療法の一つです。

通常腫瘍の大きさが3cm~5cm程度で病変数が3個以内の場合、はじめにTAE・TACEを実施し、その後、PEI(エタノール注入療法)もしくはRFA(ラジオ波焼灼療法)と併用する方法で治療いたします。

適応

肝動脈塞栓療法 肝動脈化学塞栓療法
① 3cm~5cm以内の場合で、多発病変。
② 門脈本幹又は一次分枝が閉塞していないこと。
※がん組織が動脈血のみから栄養供給されるが、非がん部肝組織は門脈からも栄養の供給をうける。
門脈が閉塞していると非がん部肝組織まで壊死してしまう為。
※あくまでも原則で個人差がありますので、他の条件で不可能な場合もございます。

メリット

・一度に複数の腫瘍を壊死させることができる。

治療
スケジュール

・治療スタイル

入院 2~3週間(合併症の検査含め)

・手術回数

計1回

・カテーテル実施回数

1回

TAE 塞栓物質注入前/TAE 塞栓物質注入後

3.肝動脈内動注化学療法(TAI)

がん細胞に栄養している動脈に対して、直接抗癌剤を投与する方法です。

メリット

抗がん剤を高濃度で投与することができ、対象の腫瘍に長時間抗がん剤を停滞させることができる為、全身投与と比較し、効果が大きくなります。


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